腰痛・ぎっくり腰
腰痛と言っても、原因も痛むところも様々です。
筋・骨格の不調として、腰椎、骨盤を中心に紹介していきます。
どの部位の不調であっても、手技はやさしく小さな力で行われます。
骨盤だから強くとか、腰椎だから激しくということはありません。
ご安心下さい。
腰の不調は筋骨格系だけでなく、内臓との関連も表れやすいところです。
とくに女性の骨盤は婦人科系統の不調との関連も確認すべき点です。
以下は臨床上、特によく見られる部位について、簡単に紹介します。
仙腸関節
骨盤の仙骨の機能障害が原因の腰痛です。
仙腸関節のところが、片方だけ前方または後方にあって運動の制限があるケースです。
仙骨の動きを確認し動きの制限の方向を見定めて、動きが出るように施術します。
仙骨の動きが制限されると、接する腰椎にも影響が出ます。
腰椎の5番、更に連鎖して頸椎にも変動が生じることも珍しくありません。
立位での運動ももちろんですが、デスクワーク等での座り方の癖も原因となることが多いです。
仙骨
(「仙腸関節」とは、腸骨と仙骨の関節のことです)
仙骨
腰椎
腰痛の場合、腰椎の動きとバランスを確認するのは必須です。
腰椎はそれぞれ得意な動きがあります。
どの動きで痛みがでるかによって、おおよそ何番の腰椎が悪くなっているかも推測できます。
(もちろん、徒手検査での確認もします)
たとえば、腰椎5番は前後の運動、立ち上がり動作や、前かがみ等の時によく働きます。
腰椎3番は捻じる動きの時によく働きます。
また、体幹部の運動の要なので、腰椎3番が障害されると生活動作全般に影響します。
機能障害の中心になる椎骨が正常に動くように施術します。
腰椎5番
腰椎3番
恥骨結合
一般にはあまり馴染みがないかもしれませんが、恥骨結合が原因の腰痛は意外と多いです。
恥骨結合は、歩行時などに骨盤運動の軸となります。
そのため、恥骨結合に運動の制限や癖があると、正常な骨盤運動が出来ず腰部の不調に繋がります。
恥骨結合を調整しただけで、骨盤全体のバランスや腰椎の制限まで、すらすらと治ってしまうことは珍しくありません。
恥骨結合
(丸で囲んだところです)
骨盤や腰椎の調整というと、激しい捻転や強い力をイメージされるかもしれません。
しかし、どの部位の場合も、施術はやさしく行います。
女性やお子さんも安心して受けられています。
安心してご来室ください。
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Essential Anatomy 5
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