首の痛み
首の痛みには、主に頸椎と上部胸椎への施術を行いますが、全身的なアプローチが基本です。
腰椎、骨盤の他、必要に応じて、頭蓋骨調整等を施します。
どの部位の不調であっても、手技はやさしく小さな力で行われます。
ご安心下さい。
頸椎への施術
頸椎の動きの制限は、思わぬところまで影響します。
腰の痛みの原因が頸椎だったということもあります。
首の痛みを取り除く上でとりわけ重要なのは頸椎への施術です。
頸椎、首の骨への施術はとりわけ慎重に行われます。
当治療室では急な捻転や、強い力での手技は行いません。
丁寧に制限の方向を検査し、ごく軽いストレッチを応用した手技か、やさしく動かして緩める手技を施します。
筋肉の防御反応が起こらないくらい、小さな力で行います。
刺激は少なく、安全に十分な効果をあげることが出来ます。
上部頸椎について(首が回らない、目や頭の疲れ等)
頸椎1番と、その下の頸椎2番は、頭の疲労、目の疲労等の内的な状況に影響される面が大きいところです。
また、頸椎の回旋可動域の半分以上はこの頸椎1番-2番の間で請け負います。
その為、首が回らない場合も、この上部頸椎の可動域制限であることが多いです。
寝違い等で首が回らないという方は、この辺りを中心に全身のバランスが調整されるように施術を進めます。
下部頸椎について(むち打ち、前後の動きができない等)
頸椎の下部、頸椎6番、7番が動かないと、首が前に倒しづらくなります。
頸椎の6番は、交通事故やコンタクトスポーツ等の追突でむち打ちになった時に制限されやすいところです。
単に緊張した首の筋肉を揉みほぐすのではなく、頸椎の可動域制限を解除し、周りの筋緊張が適度に緩むように施術します。
また、背骨は鎖のように繋がっており、互いの運動に影響し合います。
首の痛みだから頸椎だけ診るということではなく、全身のバランスを重視して施術します。
*参考までに、頸椎の可動性と股関節の可動性が関連も観察されています。https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2014/0/2014_0973/_article/-char/ja/
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Essential Anatomy 5
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