メガビタミン健康法、今回はビタミンEです。
ビタミンEは脂溶性のビタミンです。4種のトコフェロールと4種のトコトリエノールの事をビタミンEと総称します。
元は不妊を防ぐビタミンとして発見されました。
そのため「トコ=子供を産む」「フェロ=力を与える」でトコフェロールという名前になったそうです。
①何に含まれるか?
大量に含まれるのは、植物の種子です。
穀物の胚芽、ナッツ類に多く含まれます。
小麦胚芽油脂、アーモンド等に豊富に含まれます。
②不足、欠乏した場合どうなるか?
ビタミンEは抗酸化物質です。不足すると細胞膜の脂質が酸化され老化・損傷しやすくなります。
ごくまれに感覚障害や神経症状が出ることがあります。
未熟児では赤血球が壊れておこる貧血が知られています。
また不妊症や筋委縮症の原因とも言われます。
③積極的に摂取するメリットについて。
・抗酸化作用
細胞を包む細胞膜は不飽和脂肪酸を含みます。
活性酸素によって不飽和脂肪酸が障害されると細胞膜は損傷されやすくなります。
ビタミンEは抗酸化作用によって細胞膜の損傷を防ぎます。
また、細胞分裂の際、DNAの劣化も防いでくれます。
・血行が良くなる
とても簡単に言うと、血がサラサラになり、血管の弾力性・柔軟性も改善されます。
心血管疾患の予防が期待できます。
・不妊症に
性ホルモンを活性化する働きがありますので、不妊症の予防も期待できます。
実際、不妊に悩む夫婦にビタミンEを処方して妊娠に繋がったケースがあるそうです。
他にも多岐に亙って様々な健康作用があります。
④摂取量について
一日に400~800IUが推奨量です。
一般的なビタミンEサプリメントで多いのは1カプセルで400IUのようです。
ビタミンEは摂り過ぎても排出されるので、摂り過ぎの害は心配ないそうです。
とはいえ、常識的な量にしておくのが良いでしょう。
摂り過ぎは排出の訓練になるだけなので、もったいないです。
⑤いつ摂るか
抗酸化作用を充分に発揮するために、鉄と一緒に摂取するのは避けた方が良いようです。
ビタミンEが鉄の酸化を還元してしまうと、その分抗酸化作用が損なわれてしまいます。
8時間ほど時間を置いて摂るのが良いそうです。
⑥私個人の感想
個人的には、ビタミンCよりも強く効果を感じました。
活力が出るというか、疲れにくく元気になる感じがしました。
⑦まとめ
不妊症に悩む方、心臓や血管に弱点がある方は薬以外の選択肢として、
ビタミンEサプリメントも良いと思います。
また、運動選手はトレーニングや試合で損傷した細胞の修復にも有効です。
血管機能が改善するので、パフォーマンス向上にも繋がります。
次回はビタミンではありませんが、メガビタミンの基礎となる「高タンパク健康法」についてです。
乞う、ご期待!