最近、治療室で音楽をかけています。
患者さんのリラックスと室内の雰囲気の為もありますが、私の施術の伴奏という意味合いもあります。
たまに小唄やジャズもかけますが、クラシックがほとんどです。
施術の伴奏と患者さんのリラックスの両方の条件を満たすものを選ぶののはなかなか難しいです。
患者さんからの評判がよかったのはカザルスのチェロ小品集です。
チェロの響きが心地よく、リラックスできるのだそうです。
私もカザルスの演奏は気が鎮まり、集注しやすいのでよいです。
クライスラーのヴァイオリン小品集も同じく心地良い空気にしてくれます。
カザルス、クライスラーが治療室の定番になっています。
しかし、いくら良いとは言っても、いつも同じ音楽では飽きてしまいますので、その時に応じた音楽を選ぶようにしています。
たとえば夏の暑い日にはイエペスのギター小品集がよく合います。
スペインの暑さとは違いますが、日本の暑さにも心地よく、清涼感をもって響いてくれます。
また、勉強するときや、頭脳的な作業をするときはグレン・グールドのバッハをかけます。
この人のバッハの演奏は不思議と頭脳的な感じがして、頭が冴えてくるようです。
この他にも色々ありますが、気温や湿度、場面にあった音楽をかけることで皆さんの生活が豊かになるのではないでしょうか。
(ただ、音楽の一番の付き合い方はBGMではなく「心を澄ませて、ただ聴く」ことだと思います。)
最後までお読みいただき有難うございました。