「ケガのときの運動」

 怪我をしていて思うように運動できない方がいます。

治療室に来る皆さんの中にも、そういう方がいます。(治療室なので当然ですが)

上肢のケガなら、下半身の運動ができます。下半身は行動の土台になりますから運動のモチベ―ションも保ちやすいと思います。走るとか、歩くとか、スクワット運動とか、全身に大きく作用する運動が多いですね。

しかし、足腰のケガの人はどうするか、困りますよね。

無理のない範囲でリハビリしつつ、出来ない部位についてはイメージトレーニングを活用するのも一つの手です。

ピアノの練習の例で、こんな報告があります。

「実際に弾かなくとも、イメージトレーニングだけでも50%の練習効果がある」

ビジュアライゼーションと言われる方法です。

 

 これをスポーツの分野で行って成果を上げている選手もいます。

一般の方の運動についても、筋トレなどをイメージトレーニングで行うだけでも筋肉が刺戟されるという報告があります。

もちろん、ケガの無い方は実際のトレーニングを行うのがベストですが、ケガや病気で出来ない方はビジュアライゼーションを使ってみるのも良いかもしれません。

 

※上半身の運動だけでも下半身の筋肉の合成を促す効果がありますので、出来ることは実際の運動を行いましょう!