「息をしましょう」

呼吸する 

場所をとらずに、いつでもどこでもできる健康法と言えば「呼吸法」ではないでしょうか。

呼吸は無意識に行っていますが、意識的に行うことも出来ます。

ですから、無意識の働きに作用できる非常に便利な健康法と言えます。

沢山ある呼吸法の中から、古い日本の行法を参考にした整体の呼吸を紹介します。

 

鳩尾は固くないか? 

人間のお腹は鳩尾のあたりは凹んで弛んでいるのが健康です。

ここが硬く詰まっているのは良くありません。

腹が立っているとか、苛立ちとか、感情的な問題が現れます。

ここの硬いのを解消する方法があります。

古い整体では「邪気の吐出」と呼んでいます。

本当にそう呼びたくなるような、感情のつかえや体のつかえが鳩尾に出ていると思って差し支えないです。

鳩尾が固いのは身心共に実に不健康です。

 

緩めましょう

ではやり方です。姿勢は出来れば正座です。

①鳩尾のあたりに両手の四指を重ねて当てます。

②息を吸い込みます。

③吐きながら鳩尾を凹ませるように、体をかがめていきます。

④更に体を前に倒して限界から更にもう一つ吐出します。

⑤ポッと全身の力を抜きます。

これを三回程行います。

上手く行くと体が弛んで、欠伸が出ます。

 

深く静かな息を

鳩尾が緩んだら、次は普段の呼吸を深く静かにするよう心掛けて下さい。

いわゆる腹式呼吸がよいでしょう。

現代は緊張が強く言いしれない不安が付きまとう事があります。

仕事に追われるように生きている人が多いように思います。

深く、静かに息をすることで気持ちが落ち着きます。

 

 また脳への酸素の供給も充分に行われるようになりますので、

息が上がっているような緊張状態よりも仕事がはかどります。

現代は頭脳偏重です。深い息をすることで、体の全体感を取り戻しましょう。

ぜひ、お試しください。

 

いまは様々なセルフケアがあふれています。

それぞれによいところがありますが、適応する人しない人があります。

しかし、「深く静かな息」は誰にでも必要なことです。

 

 簡単ですが、効果が高く良い方法です。

ぜひやってみて下さい!

 

 

さとう接骨治療室 佐藤智紀