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「運動と骨盤の歪み、骨盤は背骨か?脚か?」

 

今回は骨盤についてです。

骨盤の調整と言うと、女性に関心を持たれる方が多いようです。

女性ほどではありませんが、男性にとっても大事です。

 

運動器としての骨盤は背骨の部分と、下肢(脚)の部分があります。

大まかに分けると、背骨の部分は「仙骨」、下肢の部分は「寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)」です。

仙骨は腰椎の土台となる位置にあり、その運動中も背骨との連動が直接的です。

寛骨は股関節で大腿骨と関節しますので、下肢の運動に直接的な関係があります。

また、坐骨に大腿後面のハムストリングスの起始部があるので、これを見ても下肢との関係が直接的であると言えます。

 

もちろん、骨盤はひとまとまりの構造としても働きます。

仙骨と腸骨(寛骨の一部)は関節して、背骨と下肢を繋ぐ役割も果たしています。

寛骨のアンバランスは仙骨に作用し、仙骨のアンバランスは寛骨に作用します。

体幹の力と下肢の力がお互いに上手く噛み合って、快適に生活したり、良いパフォーマンスを発揮する為には、骨盤のバランスが重要になります。

 

数年前にメジャーリーグのダルビッシュ投手が、仙骨を中心とした骨格の調整で不調から回復したことが話題になりました。

骨盤の調整というのは難しい面があります。何がどうなっているのか、自分だけでは分かりにくいものです。

一口に骨盤の歪みとか、制限と言っても生活習慣や癖によって様々です。

一度、筋骨格系の治療院でアドバイスを受けるのが無難です。

セルフケアはシンプルな体操で出来ることもありますが、何が必要なのかは人によっても、その時によっても違います。

やはり直接指導を受けるのがよいと思います。

※もちろん、当治療室を選んでいただけたら、とても嬉しいです!

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

さとう接骨治療室