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「肩関節はよく動くけど、浅いので」

 

肩関節はいろんな角度によく動く自由度の高い関節です。

その分、四十肩などで可動域が制限されると生活の不都合も増えます。

物を取ろうとすると痛いとか、女性なら結髪しづらいとか、いろいろあります。

 

肩関節の自由度の高さは、ひとつには関節が浅いことによります。

関節が浅いので、関節の動きを制限する要素が他の関節に比べてとても少ないのでよく動きます。

しかし、その分不安定でもあるので、周りの筋肉や靭帯等で関節が外れないようにもしています。

関節が外れないように抑えつつ、器用に動く必要もあります。

そのため、肩関節周囲の組織は複雑です。

四十肩・五十肩の原因として有名な回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる筋群があります。

この筋群は肩関節の深層部にあり、主に角度を調整する役割があります。

小さいのでパワーでなく、器用さの面でより能力を発揮します。

その他にも、表層の三角筋、背中の広背筋も肩関節につく重要な筋肉です。

いろんな筋肉や組織が関わって、絶妙なバランスの上に成り立っているのが肩関節の動きなのです。

 

体というのは運動器ひとつを取り上げて見ても、実に精妙であることに驚きます。

大切に扱っていきたいものです。

簡単ではありますが、肩関節の特徴について紹介しました。

あなたの健康の助けになれば幸いです。

 

皆様のご健康とご多幸を願います

 

 

さとう接骨治療室

 

 

 


肩関節の深層部の筋肉です