お読み下さりありがとうございます。
今回は体の基礎知識です。
上肢の体幹との接続部、根本はどこでしょうか。
上腕骨の骨頭ではありません。
体のことを仕事にしている人なら当然に知っていまることですが、鎖骨と胸骨の関節です。
上腕骨の骨頭は肩甲骨と関節しますが、肩甲骨は上肢帯です。
体幹部と接しているとはいえません。
上肢というのは、自由上肢(腕や手)と上肢帯(鎖骨、肩甲骨)からなります。
上肢帯は体幹との連結するところです。
鎖骨は胸骨と肩甲骨を繋ぎます。
鎖骨の関節は二つあります。胸骨と鎖骨の胸鎖関節と、肩甲骨と鎖骨の肩鎖関節です。
ここが制限されると上肢全体に不具合が生じます。
試しに鎖骨を触りながら上肢を大きく動かしてみてください。
逆に鎖骨の動きを止めると、とたんに上肢の運動は制限されます。
案外と鎖骨の動きは豊かです。
鎖骨は普段、あまり意識することは少ないと思いますが、大事な役割を担っています。
運動する時は鎖骨のことも気に掛けてみるとよいでしょう。
よかったら参考になさってください。
皆様のご健康とご多幸を願います。
さとう接骨治療室