心と体は別か?
「心と体をわけて考えるのはもはや時代錯誤である」
これは『オステオパシック・メディスン』という医学書にある言葉です。
精神的なストレスは身体に生理的変化を起こし、身体の状態は心理的な影響をひき起こします。
体の癒しと心の癒し
「ストレスで体がおかしくなることがある」くらいのことはもはや常識になりつつあります。
欧米だと、サーノ博士の「ヒーリング・バックペイン」等が有名ですね。
逆に「身体が変わると心理的な変化が起こる」というと、まだまだ一般的ではないようです。
日本だと、医学よりも「整体(野口整体)」の方では古くから利用されています。
『体癖』
野口整体ですと、「体癖」という考えがあります。
体の癖の傾向から、その人の行動性質や感受性を観察します。
体の癖が強くなるとやり過ぎたり、言い過ぎたり等、行動や感情がいきすぎてしまいます。
そこで、この体の癖を除去・修正することでその過剰を治めて、なおかつその人らしい性質を生かします。
闘争型体癖
例えば、負けず嫌いの人は「捻じれ体癖」という癖があります。
捻じれが過剰になってしまうと、つい勝ち負けのこだわった言い過ぎや、やり過ぎが生じてしまいます。
捻じれの過剰を修正することで、勝ち負けにとらわれない余裕が生まれます。
この負けず嫌い過剰の場合はどうすればよいか?
おすすめの簡単な体操として、背骨を捻じる運動をしましょう。
捻じれの偏りを左右均等にするように、捻じります。
正座か椅子に浅く腰掛けて骨盤が安定する姿勢で行うとよいでしょう。
体癖様々
他にも前後方向、横方向の体操があります。
それぞれに体癖の偏り傾向を修正する作用があります。
前後の人は行動型、左右の人は感情型、前述の捻じれの人は闘争型、等と言われています。
簡単な体操ですが、効果は充分です。
心も体も同時にケア出来ます。
ぜひ、日々の生活習慣に取り入れて下さい!
深刻な心の悩みはカウンセリングも
もちろん、深刻な心の問題にはカウンセリング等の心理的アプローチが必要で、私は専門外です。
カウンセラーに相談するのが良いと思います。
しかし、日常起こり得るような小さな問題なら身体を良くすることで良い方向に向かうかもしれません。
また、逆境を乗り越えるには体力も大事です。
皆さんの生活の中で、身体のケアの優先度を高くして下さい。
参考になさってください。
そして、もしよかったら「さとう接骨治療室」をご利用ください!
さとう接骨治療室 佐藤智紀
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