当治療室の症例
普通、腰痛というと背骨や骨盤の背中側が原因ではないかと思われる方も多いと思います。
しかし、実際には首が原因だったり、膝や足首等の下肢が原因だったりと様々です。
骨盤には関節がある
患者様からご許可いただき、症例を紹介いたします。
今回の患者様は骨盤の前側、恥骨結合が原因でした(※上の写真をご覧ください)。
恥骨結合は、歩行時などの左右の脚が前後するような時に動きます。
骨盤の関節はどれも少ししか動きませんが、その少しの動きが制限されるだけで不具合が生じます。
ギター演奏がご趣味で、足台に右足をのせて長時間練習をしていたとのことでした。
その為、右の恥骨が上方に変位したままになってしまったのです。
恥骨から腰痛
骨盤は一か所の関節が動かなくなってしまうと、他の関節へも歪みが出てしまい、痛み等の症状の原因となります。
この方は腸骨と仙骨の関節に痛みが出て、生活動作が不自由になっていました。
施術は恥骨結合のバランスをとり、腰椎一か所、頸椎二か所を調整しました。
恥骨結合の簡単なエクササイズを提案して、治療を終えました。
結果は良好。翌日には普段よりも楽に活発に動けたとのことでした。
(※9/22追記:四カ月経過後も再発はしていないとの事でした。)
腰痛といっても様々です。
ご自分では気付かない不調があるかもしれません。
他者の目からの評価が役に立つ事もあります。
そこで当治療室を選んでいただけたら、とても嬉しいです。
皆様のご来院、お待ちしております!