手技療法は手で体を調整します。
その目的は自然治癒力を呼び起こすことです。
生きている体はいつも自己調整する働きを持っています。
体に偏りが生じても、休めば調整されるように出来ています。
しかし、それが上手くいかない事があります。
調整能力を超えた疲労、緊張、偏り…。
こういう場合は、ただ休むだけでなく、療法、運動、栄養等が必要になります。
しかし、あくまでも治癒の主役は自然治癒力であり、自己調整能力です。
施術は調整能力を引き出すことが大事で、術者が治したように考えるのは錯覚です。
私もプロとして、多少の実績もあります。
時に劇的な回復を見ることもあります。
うまくいった時ほど実感がなく「僕の力ではない…」と痛感するのです。
「患者さんが治療の主役」という医療格言は使い古された感じもあります。
時代遅れのようですが、今なお味わうべき真実だと思います。
私達の役割は調整能力へのブロックを取り除くことです。
それによって、自然の経過を経て回復していく。
そんな事を考えて施術しております。
(※とは言え、実際にはとても難しいです。
幾多の天才・名医が遺してくれた技術があるから、私のような凡人でも皆様のお役に立てることがあります。
まずは、自然治癒力に対して、次に偉大な先人に、技術を授けてくれた師に感謝しつつ、日々精進して参ります。)
皆様のご来院、お待ちしております。