当治療室の施術で、大事にしていることに「筋力テスト※」があります。
筋力テストでは、必要な時に、必要なタイミングで、必要な力が出せるかを検査します。
この検査でクライアント(患者さん)の筋骨格のどこがおかしくなっているか推測できます。
・神経と筋肉の連携が正常か?
・筋肉の付着部(起始・停止といいます)の骨格のバランスは正常か?
熟練した術者ならもっといろいろなことがわかるでしょう。
筋力テストで弱くなっているところがあると、多くの方が「鍛えればいいの?」という疑問を持たれます。
確かに「弱い所は鍛える」という発想はわかります。
しかし、そうではありません。
何故ならば、この筋力テストは筋肉のパワーを計っているのではないからです。
私達の筋力テストは、「必要な時に、必要なタイミングで、必要な力が出せるか?」をみています。
たとえば、現役のプロ野球選手でも弱化があることがあります。
必要なのはパワーの筋トレではなく、身体の調整であり、バランスを整える事です。
手技療法でも休息でも運動でも何でも良いのですが、身体が整うような事が必要です。
当治療室では、筋力テスト、可動域検査等を指標に施術しています。
皆様のご来院、お待ちしております。
※この筋力テストはDr.ケンダルというアメリカの理学療法の大家がまとめたものを基にしています。
それをアメリカのカイロプラクティックで取り入れ、さらに日本に輸入し、日本の名人・大家の先生方が改良を加えたものを教わりました。
先人が苦心して作り上げた素晴らしい検査法です。
その素晴らしい検査法を多くの皆様のお役に立てるのが、凡人たる私の役目だと思って日々励んでおります。