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「おすすめの運動」

 

言うまでもなく適度な運動は体によいです。

体を動かすことの少なった現代社会では、むしろ必要なことと言えます。

しかし、運動習慣がない人があらたまって運動の時間をとることは面倒に感じるかもしれません。

やり始めると気持ちよいし、面白くもなるのですが、始めるまでが問題です。

そこで、健康の為に手軽にどこでも出来る運動をいくつかご紹介します。

これをきっかけにして、少し運動強度の高い適度な運動につながればよいなと思います。

 

「身体を揺する、手足を振る」

これだけです。

単純ですが丁寧に行なうととても良い運動になります。

簡単なことですが、体液循環を促すので活力が湧いてきます。

しかも、思い立ったらすぐに出来ます。

 

身体を揺するときは、捻じる方向と左右横方向に揺する運動なら座っていても出来ます。

手足を振るのもどこでも出来ます。

ポイントは色々な方向に揺する、振ることです。

 

生理的な変化も、運動器の機能解剖学的な調整も起ります。

もちろん、薬を飲むようにはいきませんが、意外と体が変わります。

 

「目をつぶって片足立ち」

目をつぶって、片足で立ちます。これだけです。

20秒程度も出来ないなら前庭覚や固有受容覚といった運動能力が低下していると言えます。

この運動もすぐに劇的な変化はありませんが、社会生活の中で衰えた運動能力を取り戻すのによい運動です。

こつこつ取り組むと、長期的に見て大きな効用があります。

目をつぶるのが難しければ、目を開けたままでも良いので取り組みやすいバランストレーニングとして取り入れてはいかがでしょうか。

 

「柔軟体操を丁寧に行ってみる」

体育や部活動のウォーミングアップで行っていたような、シンプルな柔軟体操をしてみることです。

いわゆる伸脚とか、体側伸ばしとか、前屈とか、そういう小学生の体育でもやるようなシンプルなものがよいです。

行う際の注意は、弾みをつけたり、無理に可動域を広げるようなことをしてはいけません。

じっくり、丁寧に、気持ちの良い範囲で行うのが大切です。

その際には深呼吸をしましょう。

自律神経の作用も用いて効果的に筋膜の偏りをリセットしていくのが目的です。

関節の柔軟性でなく、もっと広い範囲の繋がりを回復していくことで健康を回復します。

 

 

よろしければ是非お試しください。

皆様のご健康とご多幸を願います。 

 

 

さとう接骨治療室

 

写真:Christopher Campbell