以前にも同様の記事を「脳が一番偉いのか?」と題して書きましたが、
今回はもう少し「感じること」に注目したいと思います。
生き物が生存する上では、考えることよりも「感じること」が大事です。
身に迫る危機は感じて動くことが大事です。
「ああしよう、こうしよう」と考えていると手遅れになります。
こんなことを言うと、「動物はそれでも良いかもしれないが、人間はそうはいかないよ」と思われるかもしれません。
しかし、人間社会のトラブルを回避する上でも、実は「考える」よりも「感じる」ことを優先すべきだと思います。
なぜなら、やはり危機なので「違和感」「胸騒ぎ」等として感じることがあるからです。
日常生活の何を食べるか?どこに行くか?そんなことも、他人の意見や情報を頼りにするばかりでなく、
「感じること」を大事にしてみてはいかがでしょうか。
そして、「感じること」と情報を基に「考えたこと」が反対だったら、
「感じること」を優先してみるとよいのではないかと思います。
日常の些事でしたら、直感に従って失敗しても大したことはないと思います。
しかし、積み重ねると磨かれていきます。
身体の疲れ、痛み、苦しさと言った感じ、心がウキウキするような感じ、力がみなぎる感じ、
胸が熱くなる感じ等、日常に起る「感じること」を大事にしてみるのもよいと思います。
頭脳優位、情報社会にこそ「感じること」を磨くべきではないかと思います。
もちろん、私もただいま実践中です。
「感じること」を優先するのは、なかなか勇気がいります。
しかし、やってみると「考えること」や「知っていること」は案外と頼りないことに気づいてきます。
皆様と共に、人生を健康に豊かで実り多いものにしたいと願っております!
※今回の記事は以下の本で学んだことが基に私なりの意見を述べました。
『治療の書』(野口晴哉 著、全生社 刊)
『ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」』
(ステファン・W・ポージェス著 、花丘 ちぐさ訳、春秋社刊)