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「スポーツの日に思うこと」

 

7月24日、今日はスポーツの日です。

以前は体育の日でしたが、オリンピックに合わせてスポーツの日になったようです。

個人的には競技スポーツに恩義があり、部活動の仲間、先輩に恵まれてきました。

スポーツは素晴らしいと思います。

しかし、「スポーツの日」よりも「体育の日」の方がよかったように私は思います。

体育には、スポーツも、健康体操的なものも含まれ、

健やかでおおらかな印象があります。

しかし、スポーツは競技ですから必ず勝敗があります。

勝負の厳しさがあります。

勝利は限られた者にのみ与えられ、必ず敗者がいます。

なので、祝日にはそぐわないように思ってしまうのです。

実際、試合で負けるのは嫌なものですよ…。

 

スポーツの日にスポーツの祭典が行われないというのは、何か象徴的な気がします。

時代の大きな変わり目であることは間違いないでしょう。 

 

これまでの世の中は「勝ち組・負け組」という言葉が示す通り、競争社会だったように思います。

限られたパイを取り合うような印象です。

受験、就職等、人生の重要な局面では必ず競争がついてまわりました。

 

これからの世の中は多様性が重要になってくるようです。

学歴という価値観、大企業に就職することが良いとされた価値観が大きく変わっています。

大企業でも終身雇用が難しい。

コロナショックで自治体の財源も危うくなり、公務員でもどうなるか分からないという話も聞きます。

こうなってくると、皆それぞれに自分としてどう生きるかを模索していく時代になってきていると思います。

競争でなく、自分の中の価値観です。

勝負の世界にいる人も、他との比較でなく、自分の成長が重要視されるようになっています。

「自分は何になりたいのか?何が欲しいのか?どう生きたいのか?」

 

 

 

皆様の健康と繁栄を願います。