姿勢を改善したいと言う方は多いようです。
私もそうです。
しかし、姿勢についての考え方が少し間違っていることが多いようです。
一般的には姿勢と言うと、「形」のことのように思われますが、違います。
姿勢は形ではなく、形をつくる働きです。
文字通り、姿をつくる勢いが姿勢なのです。
止まっているようでも、実際には体は運動をやめていません。
筋肉は微妙に緊張し、また弛緩しています。
内臓も働いています。血も回っています。
形を止めるような姿勢観は捨てたいものです。
デスクワークの人、楽器演奏する人などは、座位の姿勢が気になるようです。
猫背をやめたいなら、胸を開き、肩の力を抜きましょう。
立ち上がって、体前屈のまま深呼吸してみましょう。
まずは身体を弛めて自由にすることが大事です。
凝り固まった形を打破し、勢いが発揮されるようにしましょう。
体操でも、手技療法でもよいので、身体を弛める工夫から始めるのが良いと思います。
人間は動物なので、生活の中でずっと運動しています。
姿勢はいざ動く前の運動ともいえます。
生活動作に適し、健康にも良い姿勢は、形ではなく秘めた運動です。
繰返しになりますが姿勢は「勢い」である。そう思って色々と模索しています。
生活の中の癖を変え、よい姿勢が「起こる」ようにしていきましょう。
皆様の健康を願います。