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「ケアのヒント、なぜ?を見つめる」

 

疲れてくると、姿勢に偏りが出てきます。

ある人は前傾、別の人は捻じれ、また別の人は右肩が下がってしまう等です。

この傾向は個人差があり、またその時の疲れの種類によっても違います。

 

 

さて、この偏りが顔を出したらどうするか?

体をゆるめることです。

 

けれど、一晩寝てリセットされれば良いのですが、なかなか難しいです。

そこで、セルフケアのヒントとして偏り姿勢を利用します。

姿勢は形でなく、勢いです。

偏りも体の要求なので、前傾するならば、前屈をする、肩甲骨を開く、背中を丸める等の、

前傾の要求を満たしてから、胸を開く、背筋を伸ばすようにするとよりよいです。

 

オステオパシー手技でも、似たような考えで局所の制限を解除するやり方があります。

掛金を外してからドアを開くようなイメージです。

セルフケアで局所の制限を解除するのは難しいですが、

大きな体の傾向をつかまえて日々の生活に取り入れてはいかがでしょうか。

 

さらにもう一つ大事なことがあります。

それは「体の勢いを阻害するものは何か?」ということです。

心理的なこと、身体的なこと、社会的なこと、等々。

 

私の施術の際にお話しいただければ、一緒に考えますが、デリケートな問題で相談出来ないこともあると思います。

その場合は、「体の癖は身体的問題だけでない」のを念頭に、ご自身を探求されるとよいと思います。

幼少期の体験、仕事の状況、ご家庭の事等々。

 

現実の問題を解決することが、身体的問題を良い方に向けることがあります。

また、身体の問題を解除することが、現実の問題を解決することにつながることもあります。

 

私は手技療法家なので、主に体の方面から皆さんのお役に立ちたいと思います。

よろしければ、是非ご来室ください。

 

皆様の健康と幸せを願っております!