「肩が上がらない」とのご相談をよくいただきます。
原因は肩関節周囲とは限らないとは言うものの、肩関節周囲では実際何が起きているのか?
心配な方が多いです。
当然ですよね。
そこで、代表的なものを紹介してまいります。
今回は四十肩・五十肩。
よく聞きますが、肩関節は機能的にどんな不具合が生じているのでしょうか?
肩関節周囲は筋肉が複雑に関係します。
その為、どれか一つ筋肉が硬く緊張して正常なバランスが崩れただけでも、肩関節は上手く動かなくなります。
肩関節は上腕骨の球状のところと肩甲骨の浅いくぼみで出来ています。
浅いくぼみと球面ですから、関節の安定は筋肉が頼みです。
その頼みの筋肉のバランスが崩れると、上腕骨の球面が上手く転がらずに引っかかってしまいます。
それによって、肩が上がらないということが出てきます。
四十肩・五十肩という場合はこのような不具合であることが多いです。
このようなケースでは、体幹骨格を調整した後に肩関節周囲の筋肉のバランスを調整します。
ただし、四十肩・五十肩と言う場合はすぐに治そうとしないで、治るのを待つということが大事です。なぜならば、本当の原因が肩関節周囲の筋肉ではなく、年齢による体の変化であることもあるからです。
靭帯はホルモンの影響を受けます。
精神疲労が筋力を弱化している場合もあります。
急いで治そうとせずに、丁寧に体をケアし、健やかに生活することをこころがけていくのが近道であることもあるのです。
よろしければ是非、当治療室をご利用ください。
ご来院お待ちしております。