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「痛みを考える」

 

痛みは警告であるとか、必要な情報であるというお話を聞いたことがあると思います。

確かに痛みがあると、無理をしないようにしたり、治療を受けるきっかけになったりするので、有益な面があります。

 

しかし、痛みが続くと体力が消耗する、生活の質が低下する、不自然な運動の為に関節に無理がかかって別の不具合が生じる、といったデメリットもあります。

また、治療が必要な程に悪くなってから痛むケースもあり、これでは警告とは言いにくいでしょう。

痛みとどう付き合うのかは大切なテーマです。

痛み止めを服用することも選択肢の一つです。

ぎっくり腰等の急性で軽症の痛みでしたら、数日で治まる不具合なので、その期間だけ服用し、治ったら手放すのも比較的容易です。

 

慢性的な疼痛の場合も服薬が有効ですが、薬に依存するのは深刻な問題もありますので、注意が必要です。

専門家の意見は大事ですが、自分の体、自分の人生です。

どのような生活を望むのか、根本的な原因を解決するにはどうしたらよいかを、よく考えることが大事です。

体の問題はもちろん、精神的なストレスから痛みがでることも多いです。

 

痛みとどう向き合うか、安易に避けるのも、無理に我慢するのも共に間違いです。

心理カウンセリング、手技療法、運動療法、食事療法など、アプローチは様々あります。

どの方法があなたに合うかは、実際に試していくしかありません。

一人でも多くの方の悩みが解決し、生活の質を向上しますように願っております。

 

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

 

さとう接骨治療室

 

 

写真:Yuris Alhumaydy https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%AB%E6%A8%AA%E3%81%9F%E3%82%8F%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7-mSXMHkgRs8s?utm_content=creditShareLink&utm_medium=referral&utm_source=unsplash