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「ストレスホルモン、逃げるか闘うか」

ストレスによって分泌されるホルモンをストレスホルモンなどと呼びますが、その代表といえばコルチゾールです。

また、よく知られているものではアドレナリンもストレスで分泌が促されます。

強いストレスにさらされると闘争・逃走反応という、緊急事態を脱するのに適した状態になろうとする反応が起こります。

逃げるか、闘うかです。(さらに強いショックで、闘うことも逃げることも出来ない状況では、凍結という反応等もありますが、その話はまた別の機会にゆずりたいと思います)

 

闘争・逃走反応の生理的変化としてアドレナリン・コルチゾールが分泌されます。

血糖値が上がり、心拍数が上がり、血圧が上がり…と筋肉が速く強く活動するのに適した状態になります。

逃げるか、闘うかです。

 

野生動物ならば、状況を脱するとストレスホルモンも平常に復して、落ち着きます。

しかし、現代社会の人間のストレスはそうもいかないこともあります。

慢性的に強いストレスにさらされている人も多いのが現実です。

 

そうしますと、血糖値のコントロールが上手くいかない、血圧も高い、心肺に余分な負荷がかかるといったことになります。

これが長く続けばどうなるでしょうか。

ストレスが原因で糖尿病になる人もいます。

その他にも高血圧、心疾患、ガンとストレス過剰が原因になりうる病気はたくさんあります。

 

慢性的に強いストレスを抱えている方は、その状況から脱することができるように願います。

日本は自殺が多い国です。実に由々しきことです。

悩みを抱え込んで命を絶たなくても、「逃げるが勝ち」ということもあります。

弁護士等の法律のプロに相談することが解決につながるかもしれません。

個別の状況に応じて最適解は異なりますが、自己犠牲や我慢でなく、自分を守るということを考えてみてはいかがでしょうか。

増税、不況、パンデミック、戦争と、大変な時期ではありますが、そういうことに負けてはいられません。

どうしたら明るく元気に暮らせるか、それを大事にしていきましょう。

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

さとう接骨治療室