ある日勉強会の昼食時、私の早食いを見て恩師が「佐藤さん、ご飯はよく噛んで食えよ」と言いました。
確かによく噛むのは良いことです。
よく噛んで食べることの何がそんなに良いのでしょうか。
消化吸収とか、ダイエットに良いと言いますが、どうしてそうなるのか、また他の効用についても見ていきましょう。
①消化吸収…よく噛んで食べることは消化吸収を助けます。
唾液に含まれる酵素が食べ物を吸収しやすくします。さらに胃腸に入ってからも、よく噛んだ状態の食べ物は消化酵素が作用しやすくなります。
また、口腔から脳への情報伝達が消化酵素の分泌を促します。
②ダイエット効果…咀嚼することも運動なので、代謝が良くなります。
よく噛むことで、顎関節周囲の筋肉はもちろんですが、全身に運動の効果が及びます。
咀嚼筋がよく動くことによって、肌の血流もよくなり、美容効果があります。
③虫歯の予防…唾液の再石灰化作用が初期の虫歯の予防・改善につながります。
④脳の活性化…噛むことで脳が活性化し、認知力の向上や記憶力の改善が期待できます。
以上、さっと思いつくだけですが、よく噛むことの効用を紹介しました。
なかなかスゴイ効用があります。
他にも唾液に含まれる酵素が発がん性物質の排泄をうながすので、ガン予防にもよいとか。
もう噛まずにいられませんね。
よかったら是非参考になさってください。
私もよく嚙んで食べます。
皆様のご健康とご多幸を願います。
さとう接骨治療室
写真:christels