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「ストレッチ、どこを伸ばすか」

健康のための運動習慣として、ストレッチをおすすめしています。

室内で天候に左右されずに取り組めて、インストラクターがいなくてもできて、怪我の予防にもなります。

ひとくちにストレッチといっても、いろんなやり方、考え方があります。

どこを伸ばすのかも重要です。

筋肉(筋線維)、関節、靭帯…いろいろあり、それぞれに目的が異なります。

私が健康の為におすすめしたいのは筋膜のストレッチです。

全身の筋膜はひとつのです。

筋膜のストレッチは全身に作用する度合いが高いと言えます。

局所的なストレッチではなく、広い範囲に影響するように行いましょう。

体育の柔軟体操のような、普通のストレッチで十分です。

ただし、全身の筋膜のつながりを感じるようにしましょう。

全身の筋肉を包む筋膜は、内臓を包む筋膜や中枢神経を包む脳硬膜~脊髄硬膜ともつながっています。

適切な筋膜のストレッチは筋骨格系だけでなく、内臓や中枢神経にもよい影響があります。

慣筋膜を感じるといっても、慣れるまでは難しいかもしれませんが、取り組む価値はあります。

コツは気持ち良い程度にストレッチすることです。

無理に痛いのを我慢する必要はありません。

気持ちよく感じる範囲で十分です。

よろしければ、是非参考になさってください。

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

さとう接骨治療室

 

写真:David Hofmann