健康とは何かということを考えていきたいと思います。
時々、こういう本質的なことを考えるのは大事です。
施術は不思議を追いかけないことにしていますが、生命は神秘です。
なぜこうも複雑でありながらも精妙なのかと驚きます。
手技療法に限らず、療法というのは自然治癒力を重んじます。
自然治癒力とは体が損傷すれば自己修復し、不調があれば自己修正する力です。
さらに言うならば、成長や変容もその一部です。
受精卵が細胞分裂し、私たちの個体が発生していきます。
さらに出産後は成長し、成人すれば加齢によって変化し、環境に応じて変化し、生命が終えるまでその働きは続いていきます。
さて、冒頭の健康とは何かという話です。
一般的に健康というと病気でない状態のことを言います。
私どものような手技療法や整体では、健康というと先程述べたような生命の働きのことを指します。
病気になっても、健康による自己修復や自己修正があるから回復するという考えです
怪我をしても、大病を患っても、生きている限りは健康があります。
病気になったり、怪我をしたりすると、不安になったり、弱気になったりするものですが、いつも頭の片隅に「生きている限り健康は働いている」ということを置いてください。
私は先日、足の甲を骨折しました。
幸い大怪我ではなかったものの、それでも不安でした。
痛いし、つらいし、不便もあり、ストレスです。
しかし、私も療術業者のはしくれです。
いつも健康があることを思い出し、療養しました。
家族の支えがあり、さらには治療室のクライアントさまからの励ましもあっての回復ですが、大前提として生きていればこそです。
皆さん健康上の悩みはお持ちかと思いますが、生きている以上は誰が何を言おうと健康はあなたの中にあります。
そのことを忘れずにおりたいものです。
皆様のご健康とご多幸を願います。
さとう接骨治療室