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「太腿の裏側を伸ばしましょう」

体育の授業や部活動等で太腿の裏側(ハムストリングス)を伸ばすストレッチをしたことがある方は多いと思います。

とてもシンプルなストレッチですが、スポーツのケガの予防だけでなく、姿勢の改善や疲労の回復にもよいです。

ハムストリングスが縮むと、骨盤が後ろに倒れる方向に作用します。

立位でも、座位でも、骨盤の後傾は不良姿勢の原因になります。

人によって体の癖は様々なので一概にはいえませんが、骨盤が後傾すると背骨を介して胸骨が前に傾きます。

もちろん背中が丸くなります。

胸郭の運動が制限されてしまい、呼吸が浅くなることも出てます。

呼吸が浅いと体の換気が上手くいかないので、疲労しやすく、効率も悪くなります。

 

「アナトミートレイン」という考え方では、ハムストリングスと背中の筋肉は連続する筋膜の繋がりがあるといいます。

ハムストリングスが縮むとそれに引っ張られて背中の筋膜にもストレスがかかり、姿勢や呼吸には条件を悪くするということになります。

 

立位での前屈や、伸脚等でハムストリングスを伸ばしましょう。

気持ちよく感じる範囲で行ってください。

健康が目的の運動なので無理はいけません。

 

よかったら参考になさってください。

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

さとう接骨治療室

 

 

写真:Alora Griffiths