· 

「姿勢を考える」

 子どもの頃、よく大人から「姿勢を正しなさい」と言われました。

背中が丸くなっているとか、首が前に出ているとか。

しかし、自分ではそんなことをしているつもりはありません。

 

 姿勢は意識しての運動でなく、体の癖や心の癖も現れてきます。

仙骨座りの習慣等は、そのリスクを説明して改める必要があります

 

 背中が丸いからといって、問題が背中かどうかは人によって違います。

胸が縮んでいることもあります。骨盤の後傾が原因のこともあります。

もちろん、生活動作が原因の場合はあります。

最近多いのは仙骨座り、スマホを見る時の姿勢が問題のケースです。

このような場合はどんなリスクがあるのか理解することが改善のモチベーションにつながります。

 

何にせよ、単純に「背筋をまっすぐに」という考えを捨てて、体の癖を修正する方を考えるのが近道だと思います。

偏りを取り除く調整や体操をしてから、姿勢に気を向けてみましょう。

案外とすんなり、良い姿勢になっているかもしれません。

 

 どこが問題かわからないなら、全身のストレッチをしてみるのがおすすめです。

胸を開く、太ももの裏側を伸ばす、前屈をする等、準備体操でやることを丁寧に行います。

反動をつけないでゆっくりと、気持ちの良い程度に。

その際に、深呼吸をしてください。体の調整作用が促進されます。

 

 姿勢という無自覚の運動は本人の意思では何ともならない事が多いようです。

やみくもに意思で姿勢を良くするというのは無理が出てくるようです。

無自覚を自覚すること、さらに少しの運動習慣、生活動作を気をつけることが大事です。

 

お子さんだけでなく、成人していても同じことが言えます。

よかったら参考になさってください。

質問があれば、施術の際にご相談ください。

一緒に考えていきますので。

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

さとう接骨治療室