先日も書きましたが、秋口は冷えます。
汗はかくけれど風は涼しいためです。
9月から10月くらいまでは冷えに注意するのが大切です。
毎年この時期に体調を崩しがちだという方は多いです。
夏の疲れがでる頃でもありますが、初秋の風で汗を冷やしてしまうための不調ということもあります。
野口整体では、この時期に足湯をすすめていますが、これがなかなか馬鹿にできません。
たかが足湯、されど足湯です。
足湯と同じような整体法で、膝下までお湯に浸ける脚湯というのもあります。
足湯は呼吸器系統、脚湯は消化器系統の調整に用います。
秋は呼吸器を傷めやすいので「足湯」です。
詳しいやり方を紹介します。
踝(くるぶし)が隠れる高さまでお湯に浸けます
お湯の温度は普段の入浴よりも2℃ほど高いことが必要です。
まず6分両足を浸けて、乾いたタオルでよく拭きます。
左右を比べると、赤くなっている方と、白いままの方があります。
白いままの方の足だけを再びお湯に浸けます。
時間は2分、お湯は差し湯などして先ほどより1℃高くします。
そうすると、赤さが揃いますので再びよく拭いてください。
水を飲んで休んでください。
正式には以上です。
ここまで厳密にやらなくとも、元気な時なら踝の高さに熱めのお湯に6~7分でもよいです。
呼吸器系の風邪をひいた時など、しっかりと手当てしたい場合はキチンとやりますが、
普段は少し適当な足湯でも、私は鼻の通りがよくなります。
鼻は呼吸器の入り口ですので、実際に効果は高いようです。
よかったら参考になさってください。
皆様のご健康とご多幸を願います。
さとう接骨治療室
参考文献:『整体入門』(野口晴哉 著/ちくま文庫)
写真:Chanhee Lee