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「お彼岸を考える」

お彼岸は春分の日、秋分の日をそれぞれ挟む一週間です。

太陽との関係を表す二十四節気で、昼と夜の長さが同じになるのが春分と秋分です。

この時期は調和がとれているとか、この世とあの世が近づくのだとか、いろいろな見方があるようです。

アジアでは各地で重要な行事があります。

ヨーロッパでも重視されています。

 

日本では先祖供養です。

先祖を供養するというのは、ルーツを見つめるということがあるのではないかと思います。

故人や故郷の思い出に癒される人は多いでしょう。

また、つらい過去がある方も、天体のバランスがとれている春分秋分なら整理しやすいのかもしれません。

人は天体の影響を受けますので、もしかしたらそういうことがあるのかなと思います。

 

天体の影響を受ける、というとオカルトかと思われるかもしれませんが、実際に影響はあります。

女性の月経はとても有名ですね。

満月や新月の大潮というのがあります。潮の満ち引きの差が大きくなることです。

人間の身体も当然にその影響を受けます。

魚も味が変わるといいます。新月の魚の方が美味いとか。

 

春分秋分は太陽との関係です。

太陽は太陽系で最も大きな天体で、地球にいる我々にも日々大きな影響を与えています。

秋分がどういう影響があるのか、医学的にははっきりしたことは分かりませんが、心理学のユングは占星術の研究に熱心でした。心理学の臨床上で何か感じるところがあったのでしょう。

 

秋は神経を休めるのも養生です。

お墓参りでも、月見でも、心が落ち着くことが健康にもよい時期です。

お彼岸を大切にお過ごしください。

 

皆様のご健康とご多幸を願います。

 

 

さとう接骨治療室

 

写真:neelam279