今回は「巻き肩」の施術についてです(※半分くらい治療室の宣伝です)。
当治療室でも巻き肩を直したいというご相談は多いです。
巻き肩というのは、肩甲骨~上腕が内側に巻き込まれ、前方に突きでたような姿勢になっていることです。
細かいことを言うと、人によって原因は個人差がありますが、おおよそ共通しているのは胸の筋肉が縮んでいるために、肩が内側に巻き込まれているということです。
筋肉で言うと、大胸筋と小胸筋です。
大胸筋は上腕骨、小胸筋は肩甲骨に付着します(解剖学だと「停止する」と言います)。
そのため、大抵の巻き肩の場合はこの二つを緩めると解消します。
肩甲骨を前方に引き出す筋肉も、上腕骨を内旋させる筋肉も他にありますのでこれだけで済まないことはあります。
胸郭の骨格に焦点を合わせた施術が必要な場合もありますが、個人の体質や既往歴、生活習慣によって違います。
当治療室の施術は、揉んだり伸ばしたりという刺激は極力少なくしています。
その理由は、体が刺激に依存しないようにすること、そしてご本人の体の自己修正能力の回復を促すためです。
実際、単に揉んだり伸ばしたりするよりも効果的である場合がほとんどです。
巻き肩でお悩みでしたら、ご用命ください。
お役に立てるかと思います。
皆様のご健康とご多幸を願います。
さとう接骨治療/
写真:createsbysg
・大胸筋
・小胸筋