「筋トレと技術」

筋トレ・フィットネスブーム

筋トレがブームとなって久しいです。

もはやブームとは言えないほどにお馴染みになりました。

老若男女問わず、また色んなジャンルの皆さんが筋トレに取り組んでいます。

しかし、筋トレに対して否定的な意見も根強くあります。

 

「結局、良いの?悪いの?」

気になりますね。

基本的には筋トレをして悪いことはあまりないように思います。

なぜならば、現代の日本においては身体を使う機会が少ないからです。

人間は動物なので、運動するのが丈夫になる道です。

その選択肢の一つとして、筋トレも良いと思います。

 

しかし!

筋トレが邪魔になる事があるのです。

それは技術を専門としている皆様が、必要以上の筋トレをした場合です。

球技等のスポーツ選手、楽器演奏者等々、身体の技術が必要な皆様は注意が必要です。

適度を心がけないと、下手になります。

 

ギタリストなら演奏の妨げになります。

野球選手なら、繊細さやタイミングが重要なプレーの邪魔になります。

よほどセンスのある方でないと、筋トレの癖が専門技術に影響してしまうからです。

センスのある方ならボディビルと歯科医やカイロプラクターを両立されていることもあります。

しかし、ボディビル的な身体にそこまで思い入れがないなら、ほどほどが良いと思います。

(営業職の方や事務職の方はご自分の志向に合わせて、大きくしてください。) 

 

先ずは以下の二点に留意して、トレーニングされるのが良いと思います。

 

①「目的は何か?」

カッコよくなりたいなら、太く大きくを追及するのはやめましょう。

シュワルツェネッガーでなく、ブルース・リーにしましょう。

 

②「大事にしている専門にとって邪魔になっていないか?」

日々のご専門の練習が下手になっていないかチェックしましょう。

これは私の経験ですが、実験的に筋トレに励んでいた時期がありました。

それで何が起こったかというと、身体は逞しく引き締まったのですが、

手技療法が下手になりました。

筋力テストも安定した検査が出来なくなりました。

なので、私はいわゆる「筋トレ」はやりません。

他の運動をしています。

 

何事も適度が肝心です!

是非、参考になさってください。