オステオパシーについて

 オステオパシーを施術するのに必要な資格はあるか?という相談されることがあります。 いくつかの団体があり、学校もありますが、日本ではオステオパシーの公的な資格はありません。  しかし、医療系の国家資格は持っている必要はあるのではないかと思います。 理学療法士、按摩・指圧・マッサージ師、鍼灸師、柔道整復師などです。...

オステオパシーの用語で、「ソマトエモーショナル・リリース」という言葉があります。 日本語だと「体性-感情緩解」となるでしょうか。 身体にある滞り・こわばり・固着を緩めることで、感情の解放が起ることです。 例えば事故のショックです。 身体に加わるショックと同時に、感情的・精神的なショックも加わり心的外傷となります。...

 オステオパシー手技で、特徴的なものと言えば、頭蓋骨調整を思い浮かべる方が多いようです。 私もオステオパシーの手技で先ず関心を持ったのは頭蓋骨調整でした。 きっかけはアンドルー・ワイルという医師による『癒す心、治る力』という本です。 この本の中で、ロバート・フルフォードというオステオパシーの医師についての記事がありました。...
「オステオパシーって何?」三回目です。 今回はオステオパシーによる施術や健康管理で筋骨格系を重んじる根拠を見て行きます。 筋骨格系の役割を見直すことで、皆さんの生活がより健やかになれば幸いです。  動物は運動します。運動することによらずに生活はできません。 運動する際の主役は筋骨格系です。 人間の生活もまた筋骨格系によって為されます...

「オステオパシーって何?」二回目は伝統的なオステオパシーの健康についての哲学をご紹介します。  オステオパシーの創始者、A.T.スティルは「健康とは人間の本来あるべき自然の状態である」と信じていました。 オステオパシー治療の土台はあくまで自然の働きです。 「人体は健康のための完璧な機構を備えている」...

 オステオパシーって何ですか?と訊かれることがあります。 アメリカの開拓時代の医師、アンドリュー・テイラー・スティルが創始した療法です。 技術も大事なのですが、その技術を生み出した信念や哲学に一番の特徴があると思います。  今回は偉大な先人によるオステオパシーの成り立ちと哲学を紹介いたします。...