右手と左手では得意なことが違います。
右利きの人ならば、右手は動くのに向き、左手は支持や固定するのに向きます。
これは、右が器用で、左が不器用なのではありません。
役割が違うということです。
例えば、食事の時なら、日本では左手で茶碗を支持、右手で箸を動かします。
欧米では左手はフォークで食べ物を固定し、右手でナイフを動かして切ります。
試しに右手を支持・固定にすると上手くいきません。
左手は動くに向かないので、箸を扱ったりするのは不得手です。
出来ないわけではないのですが、納まりが良くないし、疲れやすくなります。
こうした働きを知っておくと、いろいろな動きのコツを掴みやすくなります。
たとえば、赤ちゃんを抱っこする時です。
専門家の指導する様子を見ていましたら、
左手で赤ちゃんの身体を下から支持し、
右手は背中や首の辺りに添えていました。
赤ちゃんの抱っこでは、左が主で、右は補助になっていました。
右手が利き手だと、筋力の面で何をするにも右手が有利なようですが、
実際には左手のほうが強い場合もあるのです。
こういう時に右手が主になるような使い方をすると、ケガにつながることがあります。
右と左、それぞれの得意なことをするのが、身体には負担が少なく、
健康にも有利なようです。
よかったら、参考になさって下さい。
皆様に長寿と繁栄を!