「背骨について」

 

背骨は腰椎が5、胸椎が12、頸椎が7、合わせて24個の骨で出来ております。

背骨を脊柱などともいいますが、柱ではなく鎖の方が近いです。

健康状態では必要な可動性を持っています。

 

背骨の異常として、この頃よく耳にするのはストレートネックです。

 

ストレートネックとは、首が真直ぐであるのが問題とされるケースです。

実際に何人かの患者さんを見て、これは真直ぐなのが一番の問題ではなく、

可動性が悪くなっているのが問題であろうと思いました。

(もちろん、医師の診断で重篤な異常がない場合の話です)

外見上はさほど変わらなくとも、椎骨一つ一つの可動性を回復し、

神経への圧迫を取り除くことが大事です。

 

外見上真直ぐな首が問題であるなら、バレリーナはどうでしょうか?

彼女らは上から吊り上げられたように、真直ぐな首をしています。

問題は、外見ではなく運動出来るか否かではないかと思います。

外見も大事ですが、運動の中身を大事にしたいものです。

中身が整ってくれば、自然と外見も変化します。

硬くて真直ぐな首から、しなやかで真直ぐな美しい姿勢になるようにしたいものです。

 

脊柱管狭窄症や、椎間板ヘルニアなどは、背骨の中の問題ですが、

程度によっては手技療法でお役に立てることもあります。

狭窄している部位を手技で拡げることは出来ませんが、

背骨の可動性を回復することで、体が良い方向に変わる可能性があります。

お悩みの方はご相談ください。