「小さい力で」

私たちの手技療法は、刺激が小さい為に「何をしているのかわからない」と言われることがあります。
人間の体は物ではないので、強い力が必ずしも良いとは言えません。
小さい力でそっと動かす方が、良く反応してくれることは実は多いのです。
なぜならば、身体は強い力を入れられると防御しようとして、かえって動かないという事が起こります。

また、強い刺激に慣れてしまうと感覚や反応が鈍くなります。より強い力を求めるという悪循環に陥るのです。

 

私たちの手技療法は、一人一人の反応を見て、解剖学・生理学を基に、より効果的な施術を組み立てます。
軽い力、小さな力だからこそ、出来ることがあります。

 

これは、セルフケアや栄養補給を行う際にも必要な視点です。

沢山、強い刺戟で肩を揉んだり、ストレッチをしたりすると何か良いことがあるような気がするかもしれませんが、やりすぎになる場合が多いです。

また、沢山の栄養素を摂るのも同じです。適量を心がけてください。

身体が良くなるには、時間も手間もかかります。

同時に悪くなるのも、急には悪くなりません。

日々の積み重ねで、変化していきます。

急に、劇的に、は無理です。

健康も一歩一歩で少しずつ、気づけばよい状態になるというくらいがちょうどよいのです。

 

 

 

皆様の健康を願います。

 

 

さとう接骨治療室