「身体感覚の要、固有受容覚へのアプローチ」

 お読みいただきありがとうございます。

 

今回は身体運動における感覚の要、「固有受容覚」についてです。

 

「固有受容覚」とは、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合等を感じる感覚です。

受容器は主に筋肉や関節にあります。

固有受容覚は身体の動かし方や、器用さに関わります。 

 

スポーツやダンスのように大きく動くときは体幹・四肢の位置を感じ取り、

手作業のような小さい動きの中では力の入れ具合等を感じとり、無意識に調整します。

 

馴染みのない言葉かもしれませんが、とても大事な感覚です。

固有受容覚が鈍ると、日常の作業にも支障が出ます。

物を落としたり、転倒したり、足を挫いたりといった、小さなアクシデントを避ける能力が低下しています。

 

固有受容覚の受容器は主に筋肉や関節にあります。

その為、筋骨格系に不具合が生じると、この固有受容覚も不調が起こります。

 

固有受容器は特に足の距骨と首の後頭下筋群に多くあります。

その為、腰の不調であったとしても、足や首に施術が必要なことが出てきます。

 

当治療室では、徒手検査と施術で固有受容覚のエラーを確認し、修正していきます。

これは私たちの手技療法の大きな特徴の一つです。

私の経験上、固有受容器のエラーを修正するには強い力ではなく、

小さな力で深くアプローチすることがより良いです。

 

筋骨格系のケアは当治療室をご利用ください。

皆様のご来院お待ちしております。